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バーボン・ストリート (新潮文庫) (日本語) 文庫 – 1989/5/29
エッセー・随筆, 映画論・映像論, 近現代日本のエッセー・随筆, 新潮文庫, 沢木 耕太郎
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バーボン・ストリート (新潮文庫) (日本語) 文庫 – 1989/5/29 - ニュージャーナリズムの旗手が贈る、スポーツ、贅沢、賭け事、映画などについての珠玉のエッセイ15編。第1回講談社エッセイ賞受賞。 ある時はひと気のない深夜のバーの片隅で、またある時は人いきれのする賑やかな飲み屋で、グラス片手に飲み仲間と語り合った話の数々――スポーツ新聞の文章作法、ハードボイルド、テレビと映画、賭け事にジョーク etc……。 そんな話題を素材にして、ニュージャーナリズムの旗手が、バーボングラスのよく似合う15編の洒落たエッセイに仕立てました。講談社エッセイ賞受賞。 【目次】 奇妙なワシ 死んじまってうれしいぜ クレイジー・クレイジー わからない ポケットはからっぽ 風が見えたら そんなに熱くはないけれど 運のつき シンデレラ・ボーイ 彼の声 彼の顔 角ずれの音が聞こえる 退屈の効用 寅、寅、寅 ぼくも散歩と古本がすき トウモロコシ畑からの贈物 あとがき 解説:山口瞳 カット:小島武 本書「解説」より 私はこれ(『バーボン・ストリート』)を読んだとき、ヤラレタ、完全にヤラレタと思ったものだ。それはノンフィクションをフィクションのように書く、エッセイを小説のように書く作家に遂にめぐりあったような気がしたからだ。 私は『バーボン・ストリート』をエッセイ賞の選考委員として読んだのであるけれど、それは直木賞の候補作品を読む時期でもあった。困ったことに『バーボン・ストリート』のほうが直木賞の候補作品よりも遥かに小説になっているのである。 ――山口瞳(作家) 沢木耕太郎 1947年、東京生れ。横浜国大卒業。ほどなくルポライターとして出発し、鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集める。『若き実力者たち』『敗れざる者たち』等を発表した後、1979年、『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、1982年に『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、1985年に『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞を受賞。1986年から刊行が始まった『深夜特急』三部作では、1993年、JTB紀行文学賞を受賞した。ノンフィクションの新たな可能性を追求し続け、1995年、檀一雄未亡人の一人称話法に徹した『檀』を発表、2000年には初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行している。2006年に『凍』で講談社ノンフィクション賞を、2014年に『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞を受賞。近年は長編小説『波の音が消えるまで』『春に散る』を刊行。ノンフィクション分野の仕事の集大成として「沢木耕太郎ノンフィクション」が刊行されている。
によって 沢木 耕太郎
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